私はここ数年、
前情報をほとんど入れずに作品を見ている。
『マインドハンター』は、最初ちょっと戸惑った。
見ている途中で溜まっていった、
そんな正直な感情ログをまとめています。笑
※本記事にはシーズン1〜シーズン2序盤の具体的な展開に触れている箇所があります。
ネタバレあり感想
地味だけどーーー
意気揚々と見始めたはいいが、
序盤はかなり地味で、
方向性も分からず、
途中で何度も観るのをやめようと思った。
が、やめなくてホントに良かった!!
5話くらいから急に前のめりで面白くなってくる。
シーズン2まで観てやっと、分かってきた。
この作品はじっくりと時間をかけて、
関係性やストーリーの方向性を
築き上げていく、ドラマなのだ。
…でも、よく考えたら、
ドラマって本来そういうものですよね。笑
そして、デヴィッド・フィンチャー作品で
**心地よさ**を感じる日が来るとは
正直思ってもいなかった。笑
S1EP6でウェンディがFBIに協力することになるんだけど、
それが彼女がアパートの内覧をしているシーンで分かる。
説明しない、その演出がオシャレ。
複数人が関わっていたことが明らかになる事件でも、
会話劇と、ウェンディやホールデンの「気付き」だけで物語が進む。
説明くささがなく、
痺れるくらいにオシャレで
一気に心を掴まれたのである。
こんな素晴らしい作品を今まで知らなかっただなんて。
ホールデン・ビル・ウェンディの
いつもと違う空気感とか雰囲気、
ここはこう感じてるのかなとか、
ちょっと分かるようになった気がする。
長く丁寧に描かれるお陰で、
人間性が自然と立ち上がってくる、というか…。
観ているこちらが、
製作陣に育てられているような感覚すらある。笑
会話劇の快感
ホールデンとビルの関係性が、とても好きになってきた頃。
殺人鬼(キラー)にインタビューするシーンも、
同様に好きになってくる。
登場人物が基本3人だけで、
毎回緊張感がある。
顔の表情や仕草、会話の「間」で、
関係性が見えてくる。
そして不思議なことに、
キラーたちにさえ愛着が湧いてきてしまう。
見進めていくと、
この「少人数×小部屋」の会話劇が、
この作品でいちばん好きなことに気づく。
キラーへのインタビューはもちろん、
ホールデン・ビル・ウェンディ(たまにグレッグ)の
会話も含めて、
テンポやカメラの切り替え、
会話の内容ーーー
どれをとっても小気味よくて心地いい。
S1からじわじわと築き上げてきた関係性を
私も体感できているからかもしれない。
ホールデンの不穏さ
彼が感じるストレスが、回を重ねる毎に
本当に少しずつ積み上げられていく。
これが本当に気持ち悪い。
彼がどうなってしまうのか。
それを見る楽しみもあって
どんどん見進めてしまう。
S1EP8あたりになると、
私はホールデンの演技に
夢中になっていることに気付く。
彼は基本的に表情が少ない。
それなのに、ここまで観ていると
何となく、
彼の心理を読み取れるようになるのが不思議だ。
演出や画作りの良さもあるのかな。
胸がギュッと締め付けられる、
さまざまなストレスを感じる回だった。
そこからどんどん、
ホールデンが嫌な方向へ傾いている気配がするのだ。
派手さはないんだけど、
このじっとりとまとわりつくような
不穏さが終始続くのが、本当に素晴らしいと思った。
そういうストレスを蓄積させたまま、
いよいよS1EP10まできた。
ずっと観ていて、
ちょっとずつ散り積もってきたホールデンへの違和感が爆発した、って印象。
ラストはあれどっち?
自分もケンパー側だと思った?
それとも自分がケンパーに狩られる側だと思った?
ずっと無表情だったホールデンの
ラストの表情が衝撃すぎて、
「早よ!続きを早う!!!」と
エンドロールスキップしてしまった。笑
S2EP1が、もうおもろい。
ホールデンが強いストレスにより、
パニック障害を発動していたことが分かる。
これからの話にかなり効いてきそうで楽しみ。
新しい上司が、どっちとも取れなくて怖い。
ヘビみたい。
ホールデンが上司ベンの送迎会で、
流れを読まずにスピーチを始めるんだけど、
主役のベンが退席してからはもう目も当てられない。
責任取らされたのか…
でもホールデンって、前から空気読めないところがあったよね。
S2EP3までなってくると、
キラーとの面会がいつもとは違う、組み合わせ。
これまでに感じてきたものと違う、
新たな緊張感があった。
時代設定が1960年台なこともあって、
今の時代からしたOKな事も当時はNGだったりする。
ホールデンの無邪気さが、
吉と転んでるのか凶と転んでるのか。
その曖昧さが、わたしを惹き付けて離さない。
✏ 勝手な、偏愛視点。
S2EP4のウェンディの面会回がとにかく痺れてしまった。
彼女が、現場では理論通りにはいかないと
知るあの瞬間。
そして、ホールデン流の距離の縮め方を
初めて自分の意思で試す流れ。
毎回面会は録音されているのだが、
シーズン1で起きた“録音がもたらした出来事”とも
さり気なく繋がっている。
この対比で見せてくる作りが、
どうしようもなく好きだった。
まだ終わっていない怖さ
以下、シーズン2中盤までの内容に触れています。未視聴の方はご注意ください。
S1では、毎話オープニング前に
とあるシーンが数分ずつ差し込まれている。
それが繋がっているんでは?と気付いたのが、
実はEP5あたり。
その瞬間は、鳥肌が立つほどテンションが上がった。
きっとこれが今後、
向き合うことになる事件になるのでは…?と。
S2EP4の時点で、
既にビルとホールデンはそれぞれ別の事件を調査しており、
さらに追加でビルの家庭に関わる事件が重なる。
そしてビルの家庭に直撃する、
取り返しのつかない事実が判明して終わる。
衝撃が強すぎて、ビルと同じ反応をしていたと思う。
でもナンシーが説明すればするほど、
過去回の伏線が走馬灯のように脳内で再生されて、
震えが止まらなかった。
ビルが調査している惨殺な事件の資料を、
ブライアンが引き出しを開けて見ていた回。
そして、
ビルが帰宅した時に裏口が開いていた、あの回ーー。
それまで何気なく流れていたシーンが、
一気に回収されるのが本当にエグい。
思わず、拍手しちゃったよ👏
まだ見ている途中なんだけど、
感想ログが溜まったので、
一度やってみたかった途中視聴感想キロクをやってみた。笑
でもアウトプットしたら、
作品への理解が深まった気がして
得した気分😆
うなぎ登りで面白くなってきたので、
大事に見進めます♡
完走したら、書けるといいな〜!!



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